誰も足を止めないような
何てことのない景色に
僕はいつでも立ち止まってみては
感じているよ

きっとそこに隠れている
哀しい笑顔や涙に
温もりを与えたくて

今はもう聞こえてこない あなたのその声も
真っ白なこの唄で そっと描きはじめるよ

遠く離れても
あなたを感じていられるような
優しい唄 残したくて
ずっと宛てのないまま探しては
立ち止まっていたんだ
記憶の中の僕らが消えぬように

前に歩いているだけで
何も出来ずにいた日々も
幼い頃の僕ならすべて知っているでしょう

誰にも見られないように
いつの日か蔭に隠れて
塞いでた手の中には

今もまだ輝いている 小さな夢の種
強く握ってる手の平を 開くことは恐いけど

遠く離れても
確かな僕がずっと見えるように
この両手を広げてみるよ
きっと放したら また浮かんでは
消えてゆきそうだけど
僕らがいたあの場所へ届くように

この色が広がって丸く包むよ
この歌がモノクロの記憶を染めてく

遠く離れても
あなたを感じていられるような
優しい唄 残したくて

今日だって宛てのないまま探しては
立ち止まっているんだ
記憶の中の僕らが消えぬように
僕らがいたあの場所へ届くように

あなたがくれた たくさんの色で描くよ