薄暗く長い道を
ただ必死に走り続けて
曇り空はどこまでも
私の先を遮ってた

どれだけ周りを見渡してみても
暗い世界に取り残された花のように
俯いたままで閉じ込めたままの
心は何も見えなくなっていたの

喜びや涙も
今の私の中に色付くことはなく
時は止まったまま
何もない私に笑顔向けてくれた
誰かの優しさは
どんな温かさだっただろう

小さな光が見えて
私はそっと手を伸ばす
降りしきる雨の中で
それは眩く輝いて

晴れた空の下 雫伝う花
もう一度強く｢生きて｣と願う
やわらかな声

未来も記憶も
今の私の中を鮮やかに彩ってく
刻む時の中
羽根もない私に勇気与えてくれた
誰かの優しさは
こんなにも温かいんだね

走って 歩いて
時に迷うこともあったけれど
気付けばいつも私の側で
見守ってくれた人達…

喜びや涙も
今の私の中で大切なものだから
いつまでも忘れない ｢ありがとう｣と｢笑顔｣
これから先もずっと 胸のポケットに挿し
笑顔のままでいたい

美しく可憐に咲いた
レースフラワーのように