残雪~肩にかかる雪~

  1. -品川敏樹-
  2. 作詞/作曲:品川敏樹

やさしさに触れて恋に堕ちた
悲しみの淵に落ちないように
手を差し伸べてくれる

きっと君も傷ついてきたんだね
笑顔の陰で涙こぼしたんだね
だから君の手は 暖かいんだね

遠く街を見下ろせば
白くにじむ明かりの下
人々が行き過ぎる
幸せそうに
微笑みながら

傷ついても 傷ついても
真っ直ぐに生きてきた
だから君にあげるものなど
何もないんだ

雪が降る 雪が降る
真白な雪が降る
肩にかかるこの雪を
振り払ってくれるかい
君は

真っ白な恋が雪に解けて
きっといつか失くしてしまうのか
心の中から消えてしまう

摩天楼の上降り積もる雪が
あの人の肩にも降りかかる
溶けない雪などありはしない

振り向いた時に君はいない
目を閉じて手探りで探しても
君はどこにもいない
どこで見失ってしまったの

つまずいても つまずいても
前をみて歩いた
だから君の欲しいものとは
違うかもしれない

雪が降る 雪が降る
前をみて歩いた
だから君の欲しいものとは
違うかもしれない

つまずいても つまずいても
真白な雪が降る
降り積もる雪の道を
寄り添ってくれるかい
君は

苦しくても 苦しくても
息切らし走った
だから君のくれたストール
とっても暖かい

雪が降る 雪が降る
降り積もる 雪が降る
抱きしめて 抱きしめて
それだけでいいでしょう。

肩を寄せて 歩くだけで
伝わる愛もある
きっと きっと きっと

一覧に戻る